なにぬ

塔の上のラプンツェルのなにぬのレビュー・感想・評価

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.7
プリンセス系のディズニーで新鮮味のある物語でした。


他のプリンセス系は民のため、愛する人のため、誰かのためみたいな大義があったけど、ラプンツェルはずっと塔の中で暮らしてたから、行動理由が"あの光をみたい"っていうエゴで統一されてて新鮮だった。

プリンセスの行動で国が滅んだり、戦争が始まったりしないあたり、観てるこっちは他のディズニーより心軽く観れた。ほんとにラプンツェルの行く末を見守るだけみたいな。

ユージーンも全然完璧じゃなくて、結構ポンコツが発揮されててよかった。

お互い目立って抜けてる部分があるから、助け合ってる部分がより強調されて見えたんかな。

ストーリーも力!パワー!権力!じゃなくて、精神支配、洗脳相手に選択させる系で結構怖いなと思った。監禁もそうだけどマインドコントロールもあって、そりゃレーディングかかるわと思ったわ。マイルドに描かれてるとは思うけど、それでもって感じ。

ラプンツェルの相手を言い包めるシーンは、育ての母譲りだなと思った。その場の話のうまさ、捲し立てる感じは似てしまったんだなぁと。

2人ともエゴな行動から相手のための行動に変化していくストーリーの流れが綺麗で、伏線の回収が上手にまとまってるなと思いました。

新鮮なプリンセス物語。

髪のあれこれは気になったけど、全部魔法です。

馬は賢い犬。マキシマムマイザー🤟
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