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わるい仲間のmareのレビュー・感想・評価

わるい仲間(1963年製作の映画)
4.0
この2人は気付いていないだろうけど年齢込みでわるい仲間というよりダサい仲間に足を踏み入れている危険性がある。この大学生のノリをずっと引きずってる感じ。あてもなくナンパして一応は店に連れてくも、結果相手にされず拗ねて財布盗むなんてダメダメじゃないですか。しかしそこはユスターシュ、ポストヌーヴェルヴァーグの真髄を見せつけ、この見てられないやり取りを何とも軽妙にオシャレに描いてしまう。ダサい=退廃的で大敗的でありヌーヴェルヴァーグの格好の餌食であり非リア充に対して勇気を与えることに一役買ってるとすら思う。ユスターシュもどうやらこっち側の人間だ。安心した。
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