あおいことり

Sweet Rain 死神の精度のあおいことりのネタバレレビュー・内容・結末

Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

持ち点0.5±
★演者 0.5
★演技 0.5
★音楽 0.5
★脚本 0.25
★評価 0.25

再鑑賞

当時は原作のイメージが強く、映画用にアレンジされた本作の初見での感想は残念の一言だった。下記の感想は再鑑賞時のもの。

《感想》
唯一「見送り」にした一恵と47年後に再会を果たすが、予定される不慮の死に関しては描かれておらず。老女役の富司純子さんはお綺麗でリバティプリントのワンピを着こなしていたりと素敵だった。小西真奈美が同一人物とはちょっと思えなかった。脚本に厚みはないけれど、安定の俳優陣だった。金城武も良かったと思う。

《晴れた理由》
死に特別はなく、誰にでも平等に訪れる。
死神の仕事を淡々とこなしていた彼が、一人の女性を「見送り」と判定した事がきっかけで、ただ哀れな人の死が、実はその内面まではわからないこと、その人にとって意味のある人生であれば、生きる目的を全うした事になると理解するきっかけに。晴れやかな死を迎える老女との触れ合いで哀れみは消え、自分なりの死生観を持ち、死神の精度も上がった…のかな。

《メモ》
千葉は死神で死にゆく者の身辺調査を担当している。別部署から指定人物の情報を受け取ると対象者に張りついて実行の可否を報告。殺しはしない。否の場合「見送り」と言う。しかし見送りになることは殆ど無い。調査は1週間。8日目に突発的な事故や事件により死亡する(調査中は死亡しない)病死と自殺は管轄外。老衰死に関しては不明。老衰死は事故死でも病死でもない。
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