たりほssk

ジャンヌ・ダルクのたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンヌ・ダルクー名前だけは知っていましたが、今回初めてその生涯を扱った作品を見ました。神のお告げを聴き、神の姿を幻視した信仰の厚い一人の少女が、戦士となり軍の指揮官となりフランスを救う。しかし最終的には異端として捉えられて火あぶりの刑に処せられてしまう。
本当に神のお告げを聴いたのかどうかはわからないけれど、彼女自身はそう信じ込んでいるというそのことが重要だったと思う。最後の最後まで神に寄り添おうとする姿が痛々しかった。
現実的には当時の政治状況の中で駒のように扱われたかに見え、また女性であるということが彼女の運命の行く末に大きく作用したと思われました。
中世ヨーロッパについて、キリスト教の影響も含めどのような社会だったのかという知識があるともっと理解が深まると思いました。そしてできればフランス語だとなお良かったです。
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