しろみさかな

ヒートのしろみさかなのレビュー・感想・評価

ヒート(1995年製作の映画)
3.8
とにかく緊張感がすごくて、自分の心臓の音が聞こえてきそうなくらいドキドキしました。緊張感というか、緊迫感というべきかもしれません。音がとても重要なキーになってる映画でした。
銃撃戦の音の激しさもすごかったです。あんなにバキバキ音が鳴る映画もなかなか無いです。実際にいち住民として、あの場にいたかのような音と緊張感がありました。銃撃戦のアルパチーノもデニーロも馬鹿かっこよかったです。
それから人間関係がより濃密に描かれていたので、見ていて面白かったです。家族、男と女、部下と上司、敵と敵。長い映画なのですが、やっぱりここの描写があってこそより深みが増していると思いました。出てくる登場人物達の気持ちを考えながら見るのも面白かったです。
最後のシーンも良かったです。緊張感がマックスだったのと、終わり方が良かったです。中盤2人がコーヒーを飲むシーンで、絶妙に顔の表情ピクリとさせて演技している2人に、本当に凄い役者だなぁと脱帽。それがあってのラスト…なんとも言えない気持ちになりました。来世では友達になれそうな2人でした。(笑)
まぁなんせ長い長い映画なので、見るのに体力が必要でしたが、評価が高い映画なのがよく分かりました!是非オススメしたいです!もっと早くみればよかったな。
余談、アルパチーノってほんと色気もあるしかっこいいですな…。ほんでデニーロ。わたしのイメージでは陽気なおじさんの感じだったのですが、このほんまに人殺しまくってそうなキレキレなデニーロもほんまにタイプでした。眼福ありがとう。
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