ろーぜす

ベティの小さな秘密のろーぜすのレビュー・感想・評価

ベティの小さな秘密(2006年製作の映画)
3.8
脚本の人が結構有名ですね
私が知っている作品では
「アメリ」「天才スピウェット」
「ミック・マック」「ピエロの赤い鼻」
を手掛けています
私は「ピエロの赤い鼻」は大好きな映画です
戦争とピエロの話です
ユニークな映画で
フィルマークスに4点以上つけた
私にとっての名作映画です

結構淡々とした話でした
でもタイトルに書いてある小さな秘密
とはとても言えないかな

可愛らしい純粋な女の子
私には両親の仲は悪いですが
べティに対しては父親も母親も
優しい親だったと思います
ただべティは2人の言い合いを聞くと
不安で辛かったんだと思います
まあ誰だってそうでしょうね
私だって両親が仲悪かったら嫌ですし
心配で不安になります
そんな時に精神病院から抜け出した
イヴォンと出会い
何を思ったのかイヴォンを匿う
私には何故?と思うのですが
べティの純粋さと優しさ
イヴォンだけは味方になってくれる
と思ったのかな

この映画、両親や姉、家政婦、イヴォンと
べティの回りにいた人はみんなべティに対しては優しいんですよ
クラスメートは最悪ですが・・・
ただそれぞれが心の中で何を考え
ているのかを汲み上げるのが難しいです
両親の不仲の理由は不明だし
家政婦はある理由で話せない
イヴォンは病気が重いのでしょう
彼もほとんど喋らない
だから私にはそれぞれが何を考えてる
のかわかりにくかったです

そんなべティはある日んでもないこと
をしようとするのです
これはヤバイよ!と思うのと同時に
何故そんな事をするの?と思いました
べティは純粋で感受性が強いんだろうな

この映画、もう少し長くても良かったかも
特にラストの少し先が欲しかったように
思います
まだまだ観れる映画だったのになあ

この映画を観てなかなかそれぞれの
思いを上手く汲み取れなかった私
もしかしたら私自身が純粋さを
無くしてしまったのかも
べティのような無邪気で真っ直ぐて純粋な心
そんな心を少しでも取り戻したい
べティから学んだような感じです

それとべティは何故か赤色の服しか着ない
でもそれが凄く似合ってて可愛らしいですよ

淡々としてますが
大人になって置いてきたもしくは落としたものを見つけ取り戻す
そんな映画だったかな
べティが教えてくれたような気がします
ろーぜす

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