可愛いらしい作品だった。
ベティ役の女の子は、透明感がすごく、力強くも綺麗な瞳に終始惹きつけられた。
ただ単に、想像力が豊かな女の子のお話というだけでない。子どもらしい夢心地なお年頃と、周りを読めるようになりつつ大人に近づく年頃のちょうど境目に立った彼女が、守るべき存在によって、成長する物語なのかもしれない。
壊れてしまいそうに繊細な彼女をみていると、守ってあげたくなる。でも、イヴォンや犬ナッツの存在が彼女を強くさせていたように感じた。自分にとって安心感や満足感を得られるだけの愛情や繋がりを、イヴォンに求めたのかな。「大丈夫、私がついてるわ」不安になるイヴォンに彼女がかけた言葉。彼女なりに、自分自身にも言い聞かせていたのかもしれないな。
