もめん豆腐

Shall we ダンス?のもめん豆腐のレビュー・感想・評価

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)
4.0
これを観るたびに気づくのに確認していないこと
Shall I help you
Can I help you
May I help you
区別がついていない…。ちゃんと調べよう…。
これも何度観ても面白おかしくて毎度毎度新鮮に楽しめて好き。
この作品で恥ずかしながら草村礼子さんを知り、そして好きになり「あ〜こんな風に歳を重ねたい♡」と憧れ、今も全くその気持ちは変わらない。が、無理であろう。彼女の柔和で包み込むような雰囲気。当時50代後半ですってよ。えー!全然お婆ちゃんじゃないじゃない!お婆ちゃんって70代後半あたりだと思ってた。もうかわいくて震える🥺おみ足も何と美しいことよ🥺
もう何回も観ているので今回は脇をじっくり観ることにした。すると渡辺えりさんは最初からちゃんと役所広司さんを見つめてた。口は悪いのに顔は乙女の顔。娘さんの発言を知ってたからこその確認行為。複数回観るとこんな楽しみ方も出来る。加えて清水美沙さんも歌手で出てたの全く気づかずだった。この人歌うまいな〜と眺めてたら清水さんで「踊ってよ〜踊ってよ〜」の歌歌ってる人がそうなの。あそこまで変装されちゃうと女でもわからんわ。
この役所さんの役は妻にも部下にも好かれてるのがわかる。劇中でも何度もあなたならモテると同性の徳井優さんや竹中さんにも言われてた現代でいうイケオジ設定でシュッとしてるしね。当時の役所さんの年齢を遥かに越えてしまったあてくしとしては、確かに、確かに、こんな清潔感のあるおじさんはなかなかいないと断言する。それに、ここ10年レベルでの役所さんの演じた『渇き。』といい『孤狼の血』といい、同じ人だとは思えないのよ。どれだけの力量よ、役所さん。しかも何十年も全く仕事が途切れていない。凄すぎて怖すぎる…。『Shall we ダンス?』からは少し離れてしまうけれど、あてくしが役所さんを観たのが1983年の大河『徳川家康』で織田信長として出ていたのが初めてだった。この後何十人もが織田信長を演じたのに、この人以上の織田信長を見たことがない。それくらい圧倒的に彼は織田信長だった。豪快で繊細で魅力あふれる信長に小学生のあてくしも圧倒された。家族内でもざわついたのを覚えてる。その時に役所広司の名を知ったのよ。今でも『徳川家康』は再放送して欲しいと切に願う。そうそう、茶々を夏目雅子さんが演じてるのも一興。この二人が並ぶと絵力がエグい🥺
閑話休題。さらに脇と呼ぶには強すぎる竹中直人さんカツラを取って一皮剥けるところは必ず笑う🤭実の娘にさえ、パパ気持ち悪いと言わしめたキモキモダンスは後世に語り継がれるべし。竹中さんの女版、振られたりパートナー探しに難航する仲間の一人、渡辺えりさんはシルバーのドレスがすっごくセクシーで似合ってたと思うの。というか、力技!で着こなしてる。こういうの好き♡日本人に少ない西洋風の迫力、いいよね。最後のミッドナイトブルーのドレスも似合ってた。皆んなが踊るのを楽しんでいるのを画面いっぱいに伝えてくるのがこの作品の良いところであり安心するところでもある。エンディングで人生の諸先輩方が踊るシーンも未来を見ているようで良かったな。
この映画は真っ黒に日焼けしたムキムキギトギト頭の男だけが意地悪でムキーッ👎となるけど、はじめから終わりまで楽しくてお正月に観たい映画。
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