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1303号室のkanacoのレビュー・感想・評価

1303号室(2007年製作の映画)
2.9
ベランダからの飛び降り自殺が相次いで起こる事故物件〈1303号室〉の謎に迫る心霊ホラー。本当にあった怖い話などのショートドラマを長めに構成したような感じ。ちゃんと起承転結があり怪異の全貌や理由がきちんと説明がされる所が好印象。前半は小ぶりなジャパニーズホラーの感が良い!でも後半は…😥(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
美しい海が見渡せる13階建ての高級マンション。その最上階にある1303号室。その一室では窓からの飛び降り自殺が相次いていた。妹がその自殺者の1人となってしまった真利子は、何故妹が自殺することになったのか真相を暴くために1303号室を訪れる。そしてかつてこの部屋に住んでいた住人の話を聞くのだが…。

❶事故物件〈1303号室〉の謎に迫る心霊ホラー。前半のJホラーらしさは〇🙂

ベランダからの飛び降り自殺が相次いで起こる事故物件〈1303号室〉の謎に迫る心霊ホラー。とても小ぶりなジャパニーズホラーで、本当にあった怖い話などのショートドラマを長めに構成したような感じ。ちゃんと起承転結があり何故このような怪異が起きているのかきちんと説明がされているのは好印象。小説原作のようなのでそこは安定しています。サックリ鑑賞できるお気軽ホラーという位置かと思います。

CGがかなりチープですが、やっぱり舞台が日本というだけでも怖さが乗っかってきますね。どう考えても秘密がありそうな「ふすま」とそこから漂う異臭。長髪ストレートヘアの女の幽霊に、意味深発言を連発する謎の幼い少女…。

「また落ちちゃったね」

なかなか良い雰囲気です…。前半は🙃

また、主人公の姉を演じる中越典子さんがさすがのナチュラルな演技。欠点にあげる方もいるかもですが、グロにさほど食指が動かない私は「13階からの飛び降り」という怪異なるも死体にグロさがないのは見やすかったです。

❷チープさとコミカルさに拍車がかかる後半はちょっと残念ポイント

ジャパニーズホラーのじっとり感が、終盤の展開になるとコミックチックなモンスター寄りに変化します。これが私的には「あちゃー😫なにゆえに~😂」って感じでした。

怪異が突然特殊攻撃を使い始めるのですが、もともとチープなCGなのでホラーなはずがコミカルテイストに。「ひゅんひゅんひゅん」じゃないのよ。しかも何故かその特殊攻撃を使って中越典子さんをセクシーなお姿に狙い撃ち(笑)「突然どうした??」と思わず笑ってしまいました。笑えたけど残念ポイントです。

原作を読んでいないので分かりませんが、もしかしたらこのシーンを小説で表現するのであれば違和感がないのかもしれません。他のホラーでも映像化するととたんに本来のテイストから浮いちゃうことは度々ありますね。

🍧🐝「やっぱあれです。怖いから押し入れにはドラえもん以外は住んじゃダメです(住んではないでしょ)。話題になるような良作とまでは言わないのですが、前半はフォーマルなジメジメ系ジャパニーズホラーが楽しめてまずまずでした😉え、後半???知らない子ですね😎✨それからガラケーに懐かしさを感じました。あんなメール受信画面でしたよね~」
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