なるほどザ・ヤスミンアフマドデビュー作。CM作家だった彼女がここから映画監督にもなってくんだな〜。
CM作家だけあって限られた瞬間でのメッセージ、シーンひとつひとつの示唆が強かった。これはこの先の作品群でもそうだ。この先、より淀みなく個々が全体となっていく。
映画としてはまだまだここからという感じですがこの時点でも監督の哲学というか、後の作品でも一貫して監督が表現しなければならなかったモノが大分色濃く出ている。
自分が本当に幸運だったのを自覚していてその上で、或いはそのために、此れ此れの愛を要求すること。彼女の表現の核であり好きなところの主だった一つだ。俺の心根のコスモスと五代さんが激しく共鳴する。
両親の関係はホント羨ましいとうか、恋愛としても普通に細い目より全然説得力あった。これがあるから嫌なことを忘れられる、じゃなくてどんな嫌なことがあってもこれがあるからそれでもいいや、が本当に幸福だと思います。
ゴルトベルクと月の光ホント好きねこの人。