Jimmy

ラブンのJimmyのレビュー・感想・評価

ラブン(2003年製作の映画)
4.0
シアターイメージフォーラムにて鑑賞。

ヤスミン・アフマド監督の長編デビュー作であり、もとはTV映画だったのを本国でも映画館公開したようである。

定年を迎えた父親は、妻と就職したばかりの娘オーキッドと一緒にいる。父は定年をきっかけに田舎の実家を改装して暮らそうとするが、なかなか田舎の近隣住民との人間関係が難しい。

オープニングは文字がかすれたりしているので不思議に思ったが、父親の目がかすんで視力が落ちている状態なので、これを象徴しているようだ。そもそも、本作タイトル『ラブン』というのは「眼が霞むこと」の意味らしい。

妻が運転してクラクションを鳴らしながら暴走するあたりは笑える。
父親目線でボカした映像(隣のおばさんなど)も上手い。
夫婦が一緒に風呂入るシーンもさりげなく描いていて可笑しかったが、本国の上映時はカットされたらしい。
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