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エース・ベンチュラのkuuのレビュー・感想・評価

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)
3.7
『エース・ベンチュラ』
原題 Ace Ventura: Pet Detective.
製作年 1994年。上映時間 89分。

親愛なる隣人″顔面変化芸″で90年代最大のエンターテイナーの呼び声も高いジム・キャリーの初主演作で、ペット専門の私立探偵、エース・ベンチュラの珍無類の活躍を描いたアクション・コメディ。
監督はトム・シャドヤック、製作はジェームズ・G・ロビンソン。ジャック・バーンスタインの原案を、バーンスタイン、キャリー、シャドヤックが共同で脚色。
撮影はジュリオ・マカット、音楽はアイラ・ニューボーン。
巧みに使い分けた本物そっくりのイルカのプロップはSFXマン、ボブ・ショートが担当。
共演はショーン・ヤング、コートニー・コックス、ウド・キアーらに加え、NFLのスーパースター、ダン・マリーノが本人の役で出演している。
(余談ながら、一時は、エースを女性にして、代わりにアリスと名付け、ウーピー・ゴールドバーグを起用することも検討されたそうです。)
ジム・キャリー扮するエースは、迷子のペット探し専門のチャチぃ探偵。
ところがその彼に、誘拐されたマイアミ・ドルフィンズのマスコット・イルカの捜索依頼が舞い込み、当然?、大騒動となるが。。。

今作品は、ジム・キャリー自身や彼の顔面変化芸が好きな人なら、間違いなくこの映画を気に入ると思います。
万人向けではないことは承知していますし、キャリーが嫌いだからという理由でこの映画を好まない知人もいるし、好き嫌いは分かりやすい作品かな。
扨、今作品はと云うと、ジム・キャリーの愉快な一作でした。
あまりに自然で、心配になるほど実生活に差し障りないんかな~なんて心配になるほど。
翌年には続編の『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』(1995年)があります。
自然に見えるだけじゃなく、もしかして、ジム・キャリーは露出狂チャウやろかと重ねて心配になる。
いや、笑いのためならって人なんかな、意外にこないな人は私生活はストイックが多いし。
無声映画の時代から、ちょっと表情を変えるだけで、こないにも笑わせてくれる人はいなかったやろし、ジム・キャリーは、火山噴火と同じように、絶え間なく続く自然現象の一つの様でした。
この初期の作品には、多くの優れたギャグと見事なセリフがあり、コメディの古典と云えるかな。
お尻で話す失礼極まりない癖から、キャリーは
『4つの頬を持つ男』
と表現されるかもしれへん。
しかし、コメディアンにとっては、尻を有効利用するのは、ただ座っているよりいいのではないだろうか。
日本の雛壇に座る芸人よ見習え。
動物が群がり、鳥が座り、かわいい女子がキスし、リスやカワウソが慕い、史上最も※賢いバカ。
彼は愛すべき存在に違いありません。
彼のスタイルは、宮廷芸人の時代までさかのぼれるのかも。
今作品では、彼は威圧的なショーン・ヤングと対戦している。ショーン・ヤングは『追いつめられて(NO WAY OUT)』(1987年)をはじめ、数え切れないほどの作品に出演し、センセーショナルな存在感を示していますが、今作品で彼女は、男であることを疑われるタフな警官を演じてる。
ジム・キャリーが彼女の服を剥ぎ取り、予想とは異なる解剖学的構造を明らかにしようとするシーンは、ショーン・ヤングがこれほど魅力的な理由を教えてくれる。
今作品は、キャリー自身が説明不可能なように、説明不可能なほど陽気で大げさな映画でした。
彼を見たことがない人は、彼を想像することはできないけど、ベタな笑いを見て欲しいかな。
今作品では、アメフトのクォーターバック、ダン・マリノが本人役で出演してました。
物語は、スーパーボールと呼ばれる大きなボウルの周りを泳ぎながら空気を吸うアメリカンフットボールチーム、マイアミ・ドルフィンズに関係している。
また、コメディアンのキャリーも本人役で出演しており、お尻がガクガクしているのがご愛嬌。
このような狂気のコメディは、ジム・キャリーしか生み出せないかも。
ジム・キャリーがワシントンの大物政治家を演じる作品を誰か撮って欲しい。
彼を権力の回廊に解き放つことを想像したら笑えてくる。
国務長官にすりゃ、アメリカの外交政策もすぐに解決するだろうから。
面白い作品でした😊

あの娘をペットにしたくって
ニッサンするのはパッカード
骨のずいまでシボレーで
今作品エースの車は1972年のシボレーモンテカルロです。
あとでひじてつクラウンさ
ジャガジャガのむのもフォドフォドに
ここらで止めてもいいコロナ
早よコロナ禍去れよ
  (小林旭自動車ショー歌より、加筆kuuことGeorge)

クラブで演奏しているバンドは、ニューヨーク州バッファロー出身のデスメタルバンド、
『カンニバル・コープス』嗚呼良く聴いたなぁ~。
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