みねち

バベットの晩餐会のみねちのレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
4.0
美味しいものは人を幸せにする😋

静かでどちらかというと地味なんだけど、繊細で味わい深いタイプの作品🍴


海ガメのスープにウズラのパイ…
初めて聞くメニューばかりだったけれど、どれも美味しそう…♡

何を食べさせられるんだって恐れ慄いて夢にまで見る姉妹の姿に笑ってしまった🤣
けど、狭い世界で生きてきて、異国の見たこともない食材を使った聞いたことのない料理を食べるとなったら、不安にもなるよなと。

食べている人の表情を覗いたりせず、外から聞こえる歌声を聞きながら、ひとりワインを飲んで満足気なバベット。
自信があったんだろうな。凛としてかっこよかった。


バベットのごちそうを通して、懐かしい思い出や古い愛情が蘇るのもまた素敵なところ。
きっとあの姉妹だって、彼らの想いを拒んだことを後悔することがあったはず…。
言葉にはしない思いが表情に現れてたのもこの作品のすごいところ。
時にはどんな言葉よりも美味しいごはんの方が人の心をほぐすこともあるよね🍷

美味しいお料理は人を幸せにする。
素晴らしい芸術も、また然りだね。
みねち

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