1943年
戦時中
伊東の川奈ホテルで負傷兵のために慰問演芸会を開く。
あの服部良一指揮で、櫻井潔がタンゴアレンジで「荒城の月」を演奏。
ホテルの庭に白いドレスの舞踊家高田せい子を中心としたダンサーが現れ荒城の月でダンス。
「慰問と同時に英米の勢力を駆逐した大東和に生きる我々の兄妹たち特に南方の国々の兄妹たちにぜひ見せてあげたい」
「まあ素敵だわ
一流の芸術家を総動員するのね」
などという戦時中にまだ余裕のあるセリフが出てくる。
戦争は軍人がどこかでやっていることだった。(今のロシアみたいに)
天才バイオリニストの辻久子
ジャズピアニスト 和田肇
日本舞踊は長谷川一夫と山田五十鈴
1943年という年の背景を理解しないと物語がまるでわからないが、調べながら見るにはおもしろい映画。
何より、とにかく歌い演奏する。
女性のワンピースがおしゃれ
「だめだよ」
「ダメだよなんっていってもダメだよ」
「ダメだよなんっていってもダメだよと言ってもだめだよ」
「何を言ってるのかね?君は」
のやり取りが「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」みたいで笑った。
ただ映画の流れとしてはあまりにも古くて飽きてしまうところはある。