HAYATO

アダムス・ファミリー2のHAYATOのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)
3.8
2024年178本目
アダムス一家崩壊の危機
チャールズ・アダムスによるカートゥーンを原作とした人気ホラー・コメディの続編
ゴメスとモーティシアの間に第三子・ピューバートが誕生。ベビーシッターとして雇われたデビーは、首尾の良い仕事ぶりで一家の信頼を勝ち取っていく。しかしその実、彼女は金持ちの男に近づいては殺人を繰り返してきた危険な人物だった。
前作から監督のバリー・ソネンフェルド、キャストのアンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、クリスティーナ・リッチらが続投。グラニー役のジュディス・マリナが体調不良のために降板し、代役を『アニー・ホール』キャロル・ケインが務めた。そのほか、『ウォールフラワー』のジョーン・キューザック、『シカゴ』のクリスティーン・バランスキー、『狩人の夜』のピーター・グレイヴス、『オッペンハイマー』のデヴィッド・クラムホルツ、『メメント』のハリエット・サンソム・ハリスらが新たに出演。
アカデミー賞美術賞にノミネート。『007』シリーズの造形で知られるケン・アダムがプロダクションデザインを担当している。
残酷な言動があっても深い家族愛を感じさせる唯一無二の面白さ健在。
アダムス家の財産目当てでフェスターとの結婚を狙う新キャラクター・デビーが大騒動を繰り広げる。デビーがあの手この手でフェスター殺害を試みるものの、全然死なないどころか、デビーが「やっと死んだ!」と期待し喜んだ矢先にフェスターが現れるくだりは実に愉快。
フェスターの恋模様の他にも、チャーミングなウェンズデーの邪悪さ光るサマーキャンプでの行い、口ひげのある赤ちゃん・ピューバートの見事な活躍っぷりなど、前作以上に見応えのあるボリューム感だった。
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