トールキン

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟のトールキンのレビュー・感想・評価

4.3
サンタクロースは実在するのか、しないのか論争で裁判沙汰まで発展する話。サンタさん役のクリングルさんの姿が見ていて本当に癒される。貫禄ありすぎ笑笑

こんなに心温まれてほっこりさせてくれる映画久しぶりに見た気がする。子どもから大人になっていくにつれて誰もが心の清らかさ、純粋さを忘れていくような気がする。そんな人としての純粋さを改めて思い出させてくれるかのような、そんな気持ちにさせてくれたような気がする。サンタクロースという存在が正にそうさせてくれた。

この作品、サンタクロースを信じる者、信じない者、また純粋な心を持つ者、そうでない者など、清らかな人間と嫌らしい人間がはっきりと分かれていたような気がするし善い人側に肩入れしたくなるくらい感情移入しまくりだった。自分のことよりも他人を優先するような考え方に関心した。サンタさんはちゃんと人としてのそんな善い部分をちゃんとみてるんだな。そういう人間性っていくつになっても忘れてはいけないな、と改めて思える。

逆に汚い人は利己的、保守的な感じで大人としての醜さや汚さが際立っていたし、こんな大人に自分はなりたくないなあと思えた。正に反面教師。
それもあって最後はめちゃくちゃスカッとした。映画としてこれ以上ないくらい気持ちのいい終わり方。
来年のクリスマスにも見よう。
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