じゅんP

マイ・ボディガードのじゅんPのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
3.8
再鑑賞

死なない手段(酒)を絶ち、生きる意味(ピタ)に賭ける。

シュレッダーかけたフィルムを繋ぎ直したかのような、トニスコ細切れ編集の真骨頂。
緊迫感と強迫観念と衝動を煽る、煽る。
クラブのシーンで、銃声も火災もものともせずひたすら音に乗り続ける奴ら、あれはトニスコ作品を観ている我々と言っても差し支えないでしょう。

目的のためなら「別に死んでもいい」が選択肢に含まれるクリーシーの、哀しき尋問数え歌。
人の良さと奥に秘める怖さを同居させたデンゼル無双の末、ひたすらにヘビーな題材をチャカチャカと遊び尽くす。
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