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プロゴルファー織部金次郎3 飛べバーディーのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
1、2と観たらもう観るっきゃない3。
ついに3になるとレビュー件数が2桁になっちゃうのか。ゴルフは数字が低い方が順位は高いんだけどな。
昔よりも今の方がゴルフというスポーツ自体が若者や女性など、プロの顔ぶれも、ファンも、一般プレイヤーも多種多様で間口が広がってきている。なので、こういう時世になったからこそ、改めて多くの人に観てほしい。ゴルフと財前直見の美しさとこのたまらんツンデレ感を。

「私、いま、満開の桜なの。あんまり待たせると、、、散っちゃうよ。」

何なんだ、、、そんなこと言われたい。財前直見にキュンキュン止まらない。

とはいえ、1995年の映画。25年前。なので、文化的に色々今のご時世と違和感は出てしまう。財前直見が典型的なOLとして会社で上司に頼まれて“お茶汲み”。もはや、今の時代でそんなことをさせようものなら、、、。
宿も安宿とはいえ、セキュリティ大丈夫かよと言いたくなる環境。古民家だから障子を開けたら外ぢゃん、みたいな。個人的には憧れるけど。

そういうものも含めて財前さん、阿部寛などなど1からのお約束メンバーのうだつが上がらない織金への愛が溢れる作品。

1、2から変わってることもある。キャスト、個人的にはこれまでの方がキャラクターが定着してフィット感があったけど、今回はたけし軍団臭がする。なにやら、所々にひょうきんな面白キャラが点在してる。
そして、ちょい役が“ちょい”になってない。丸山茂樹、加山雄三、堀内孝雄、えっ!
まだまだいる。あの桜子が最後に織金を迎えに行ったホテルのホテルマン、、、えっ!?えぇっ!そうだったのか。

などなど、いつも通り雰囲気もあり、驚きあり、織金と桜子の関係も何やらやっとザワザワし始めるし、1や2に比べるとストーリー自体に安定感があり過ぎるのだが、これはこれで水戸黄門のような絶対に裏切られない安心感はスゴい。

でも、なんだかんだ昔から何回も観てるけど、この最後の18ホール目の最後の1打、「見える!、、、まだだっ!」が意外とこのシリーズの中の印象的で代表的な象徴的シーンだと思う。

なんだろう、なんだかんだで、この食べ始めたらやめられない感じ。5まである。あと2つもある。なんだかんだ先が気になる中毒感も堪らない、、、、財前さんも。特に。
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