ヤンヤン 夏の想い出のwiiのレビュー・感想・評価

最後の最後のあのシーンに涙する。それまでの日常の悲喜こもごもはとにかく長いけれど、どれも不要なものではなかったのだと気付かされる。
移ろいが激しい真夏の空模様のような映画だった。からっとした青春とコメディを楽しんでいたかと思いきや、突然厚い雲に覆われた陰りや雷雨にポツンと置いてけぼりになる。
クーリンチェも恋愛時代もヤンヤンも、物語の結末にいつ辿り着くのか読めない。だからこそ気が抜けないし、物語の結び方があまりにも良くって良くって、、ああ、、

記憶を消してクーリンチェをもう一度みたい。