こんなに面白いホラーが日本にあったなんて!
とにかく大杉漣の壊れっぷりが最高w
気味悪さも個性もたっぷりあり、ラストなんて完全にコメディ♪
これは海外でなく、日本でやるから映える題材だと思います。
やれば出来るじゃないか、日本!
ある日、エクステ用の人毛が積まれたコンテナで、若い女性の遺体が発見される。
死体置場で働く髪フェチ男、山崎(大杉漣)は、その遺体の髪が伸び続けているのを知り、自宅に持ち帰ってしまう。
傷や口等からも大量に、絶え間なく生える毛で、山崎はエクステを作り、喜び勇む。
一方、新人スタイリストとして働く優子(栗山千明)は、自分勝手な姉から強引に子供を押し付けられ、一緒に暮らす事に。
その子供と優子の綺麗な髪に一目惚れした山崎は、2人を付け狙う。
そして、優子の働く美容院に、エクステを売り込みに行く。
しかし、そのエクステを付けた人間が、次々と不可解な死をとげていくのだった…
日本人の黒髪だから、気味悪くリアリティーもあって楽しめる☆
同じ事を金髪のお姉さんがやっても、映えなかっただろう。
まあとにかく、大杉漣ですww
「生える~伸びる~」と歌いだすし、踊りだすし、自分の事は「ぼくちんねー」と言う始末(笑)
綺麗な髪が好きなので、傷んだ髪を見つけると暴言を吐きます!
ラスト、栗山千明との口喧嘩で
栗山「変態!変態!変態!」
大杉「変態言うなぁー!」
ってシーン、もうギャグです!
しかも、そのハチャメチャさが、嫌らしくない所が流石♪
お笑いに走ったり、編集に頼りまくりな最近のコメディとは次元が違いますねぇ~
あとは、美容院のボスが山本未來でした。
結構好きな女優さんなんです。
天海祐希から笑いを引いたような、クールで知的な所や声が好き!
監督は『自殺サークル』の園 子温。
『エクステ』の方が100倍面白いよ!!
邦画をこんなに褒めるのは初めてじゃないか、私(笑)?
でも、これまで見たどの邦画ホラーより良かったです☆