好きと言っていいでしょう

おっぱいとお月さまの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

おっぱいとお月さま(1994年製作の映画)
3.7
スペインの情熱と倫理観は相変わらずわからないなと思っていたら、ハモンハモンの監督だったんですね。

おっさんの性に対する願望を、子供の特権を使えるエロガキに託した映画でした。その主人公のライバルが歌ウマのエロ中坊で、それぞれのやり方で人妻のマチルダ・メイを攻略しようとします。

エロガキはおっぱいを触ってミルクを飲みたいと言って、50センチくらいの距離で放物線上に描いたミルクを、口を開けてダイレクトでもらうという荒技でした。
中坊は歌声が気に入られたから、毎晩家の前で歌い続けるという迷惑行為で進めていってました。

中盤でマチルダも、人の涙が大好きという特殊な性癖が発覚してからは、中坊にもチャンスが到来して、歌いながら泣いてたらいきなり頬を伝う涙を舐められるという変な展開もありました。

マチルダの夫であるフランス男の股間に、フランスパンをくっつけてそのパンを食べる展開があり、それが後半で中坊に寝取られた夫が悲しそうに土にパンを埋めるという伏線回収がありました。

おっぱいは人を狂わすということがよくわかる映画でした。