しば

亡霊怪猫屋敷のしばのネタバレレビュー・内容・結末

亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初は、白黒映画と思っていたのだがカラーも含まれていた。
回想は白黒で表されることも多いが、この作品は屋敷の過去がカラーで映されていた。そのため、色がある方が本編なのかな?となり面白かった。
御家老が卑怯者過ぎるが、実際自分の思い通りにならないと激昂する方いらっしゃるので、化けて出たくもなるわなと思った。

ただ、末代まで呪いきったものの弔いがないせいで悪霊化してしまい過去繋がりのあった一族の子孫に葬られ成仏したのが1番簡単にしっくり来る。しかし、今まで化け猫に襲われた人々が亡くなっているにも関わらずルリコさんが生きており、更に猫を克服しハッピーエンドとなっているのは謎だった。
確かに猫の呪いが解けたからという見方もあるのだが、ミイラを葬むることができた=器が空っぽ(ルリコさんに乗り移った)だからだったら面白いなと思った。最後に登場する猫が化け猫屋敷で飼われていた猫に似ているし…。また、佐平次はあくまで家来の1人であり、八つ墓村のように過去何か功績をあげたから助かったという訳でも無い。
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