マル

ザ・ロイヤル・テネンバウムズのマルのレビュー・感想・評価

2.0
この監督作品を観たくなったので選んだ。
みんなが頭おかしくて救いがないのに悲惨ではない。
末期癌のふりをして家族と過ごしたいお父さんの話。
孫と遊ぶ姿はすごく可愛かった。
奥さんをまだ愛していて、奥さんの彼氏に嫉妬する気持ちも分からなくはない。
長男は奥さん亡くしたから狂ったのかと思ったけど、違った。息子が可哀想になるレベルにおかしい。BB弾であそこまで狂えるものなの?わからない。それがこの監督の作品の特徴。
長女と次男はまだマトモ。
特に次男は自分でもきちんと稼いでて一途でマトモすぎてこの作品では逆に変人に見えるほど。髪と髭はこの作品のために長く伸ばしたのかな?すごい俳優魂。
長女の夫も変人に見えてすごくマトモ。
長女はもはやモテ女すぎて尊敬する。
全員自分で選んだ道を歩いてるから暗さがないんだな。
本当独特の世界観。
ラストの墓標が一番良かった。

これは映画には関係ない話なんだけど、ホタテ貝ひも今まであんまり好きじゃなかったけどこの映画見ながら食べたら美味しいなぁと思えた。ちょっとピリ辛でおいしい。カルピスと一緒に。
マル

マル