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ロールスロイスに銀の銃のsonozyのレビュー・感想・評価

ロールスロイスに銀の銃(1970年製作の映画)
3.3
原題: Cotton Comes To Harlem
1970年 米 オシー・デイヴィス監督

「ザ・シネマ」町山智浩のVIDEO SHOP UFOにて。
町山さんの解説によると、黒人を主人公にしたアクション映画「ブラックスプロイテーション(Blaxploitation) 」の元祖となる作品で、スパイク・リー監督はオシー・デイヴィス監督を大リスペクトし、『ドゥ・ザ・ライト・シング』、『ジャングル・フィーバー』等に出演してもらったとのこと。

舞台はNYハーレム。
眠そうな目をした"墓掘り"ジョーンズと、正義感溢れる熱血漢"棺桶"エドと呼ばれる黒人刑事コンビが主役。
(この二人が事件に関わると死体の山が出来ることからこの名前。笑)

「故郷(アフリカ)へ帰ろう」運動でハーレムの庶民たちからスター級の人気を集めるエセ教祖オマリーが、その旅費的な名目で貧困な黒人たちから巻き上げた87,000ドルが何者かに強奪され、それを追う刑事コンビ、ドジな白人警官、オマリーと女たち、白人グループ、ハーレムのドン...のアクション・コメディ。

邦題は、エセ教祖オマリーが乗るハーレムにそぐわない高級車ロールスロイスと、"棺桶"エドが持つピカピカの銃(コルト・パイソン 357マグナム)のこと。

原題の「綿(Cotton)」の束が鍵となるんですが、87,000ドルは果たして...

TVドラマ風なチープ感ではありますが、70年代のBlackテイスト(アポロシアター含むストリート、ファッション、髪型、音楽)を味わいつつ、刑事二人のバディムービーの元祖的にも楽しめました。

町山智浩のVIDEO SHOP UFO『ロールスロイスに銀の銃』前解説
https://youtu.be/fTXVW-V1S8c
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