イラン映画は何気ない日常を映像化する映画が多い印象がある。
そのなかでも、この『友だちのうちはどこ』が過去一、何気ない日常の映画かも。
8歳の男の子が学校から帰ったら、友だちのノートも持ってきてしまっていた。
ノートがないと宿題ができない。
宿題ができないと友だちが先生から怒られてしまう。
友だちにノートを返さないと…と
友だちのうちまでノートを返そうとするも…
イランの大人はみんなテキトー?
大人に訊いても友だちの家に辿り着けず、半日探し続けたけど見つからず、結局、ノートも返せなかった…という話し。
何も成し遂げなかったけど、少年は『スタンド・バイ・ミー』じゃないけど、半日の旅のなかで確実に人として成長している。
商業映画としてみたら、ストーリー的にも面白味の少ない映画。
だけど、たまにこういう映画を観ると心が洗われる。