Jimmy

とんかつ大将のJimmyのレビュー・感想・評価

とんかつ大将(1952年製作の映画)
3.8
川島雄三監督作品なので観た佐野周二主演作。
観終わって、ホノボノとする映画だった。

長屋に住むとんかつ好きの青年=荒木(佐野周二)は「とんかつ大将」と呼ばれており、長屋住人たちから慕われている。特に、吟月(三井弘次)なる男は大将の近くに居ることが多い。…この三井弘次は好演!
ある時、とんかつ屋のおかみの弟がヤクザであるが、拳銃で撃たれて怪我をする。するとその「とんかつ大将」が手術を始めるところで、この青年が医師だと判る。
ここで、佐野周二が医者として手術する病院が「佐田病院」なので、どうしても佐田啓二を思い出す(笑)
佐田啓二の芸名の姓名一文字ずつは、佐野周二から頂戴するほどの仲なので…。

その後、佐田病院の院長(津島恵子)らが病院拡張を検討して、真となりの長屋一帯立ち退き問題が起きたりしながら物語が進んで行く。

火事の中で手術する佐野周二の姿が素晴らしく、感動させられる。

なかなか楽しい映画であった。
Jimmy

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