湿疹

アエリータの湿疹のレビュー・感想・評価

アエリータ(1924年製作の映画)
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火星に行くまでが長いし、発想が突飛で筋を追いながら観るのが難しい
構成主義美術家による装置やA・エクステルの衣装がかっこいいことは言うまでもなく、1917年の地球の描写も完成度が高く、有機的に雰囲気が伝わってくる それらをよくできた舞台のように眺め、それぞれのシーンを演劇のように楽しめる 長ぐつの中にハイヒールを履いて社交の場に向かう当時の女性たちが素敵 一番のお気に入り装置は屋根裏の放射状の窓かな
ソ連文化史的における重要性はもちろん、その後監督になり、ドヴジェンコと結婚するユーリヤ・ソーンツェワがアエリータ女王役をやっていたり、『人生案内』のニコライ・バターロフのデビュー作だったり、映画史的にもすごい一本なんだね
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