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ヒューゴの不思議な発明の洋タルトのレビュー・感想・評価

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)
2.2
『ルイスと不思議の時計』とかの系譜のファンタジー映画かと思いきや、まさかのスコセッシの映画愛126分コースだった😅
ジョルジュ・メリエスという実在の監督の生涯に子どもを投入することで、映画の歴史と触れ合える「未知の体験」を今作で主張するとおりさせてくれる。
良き!

『バビロン』のような一気に放出するタイプではなく、中盤の図書館でのイザベルとの出会いを皮切りに監督のどっぷり浸かった映画沼に引きずり込まれる。
とはいえ、ファンタジーとしてもセットや世界観が魅力的で見応えあり。
映画体験との最高の出会いを演出してくれるのは間違いない。

ただ、内容自体はファンタジー色弱めで、画としても地味なためライトに楽しめるファンタジーとは言いきれない印象。
しかしどのカットもマフィアに置き換えても成り立ちそうなのはスコセッシ監督の画作りの宿命か。
夢と映画愛溢れるスコセッシランドへようこそ🏰
🎥ランクB
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