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ドクトル・ジバゴのYukikoSwanのレビュー・感想・評価

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)
3.5
1966年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞総なめの超大作

ドクトル•ジバゴ
鑑賞しました!

巨匠ディビッドリーン監督の作品です。
脚本はロバートボルトさんですが、
原作はボリスパステルナークさんです。

原作は当時、国を跨ぎ物議を醸す問題作だったそうです。
ロシア革命からソ連になる直前くらいまでを描いていますが、ロシアの内情を曝け出している小説でした。なのでソ連内で配れる代物でなく、知人にこっそりと見せていた程度だったそう。そこでソ連を敵視していたアメリカがその小説を発見し、増販してばら撒く笑
またたくまにソ連の評判は落ち、ボリスさんはソ連から脅しを受ける。亡命せざるを得ない状況になったとか、、、
凄まじい歴史を持った小説の映画化です!

作品3時間て!長い!と思ってはや数年、、
ずっと見ないできてしまったので
決意して見ました!

凝りにこられた作品であること間違いなし。
カラーコントロールや演出設定、音楽、
どれも質が良い。
あれ?と思うシーンはいくつかありましたが、3時間映画だから目を瞑りましょう。

戦争も嫌だけど、戦争から帰ったあとの貧しさと秩序のなさがもっと気持ち悪かった。
こんな国ぞっとする、、、

この映画美しい感じに仕上がってるんですが、やっぱり主人公ジバゴが清楚な顔してしっかり不倫するのがどうも気に食わないんですよ!!!笑
途中までジバゴさんめちゃくちゃヒーロー的に映るんで、ヒーローだと信じてたら思い立ったように妻の元を離れて女(ラーラ)のとこいって軽く抱くっていう笑
やめてーーーー😂😂😂😂
ガッツリ夢こわすの、やめてやーーー😭
しかもそのラーラはもともと17歳の時にどうしようもないオッサンに騙されて抱かれちゃったりしちゃった子だったり、なぜか男ならみんなラーラに惚れちゃう設定になっているのも不思議、、、

ディビッドリーン監督は敵わない恋ストーリーにこだわりがあるようです。
でもなぁ、ヒーローだって不倫する理論は受け入れ難いって🙅‍♀️

ということで、不倫相手との美しい愛に感情移入しきれず、超大作に少し不満を覚えて終了!
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