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眼が廻るのBigsのネタバレレビュー・内容・結末

眼が廻る(1920年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ピアノ伴奏付き上映会「ようこそピアノ劇場へ」@パルシネマ
三代喜劇王の短編3作同時上映
ピアノ伴奏: 天宮遥


ハロルドロイド作品は初。
他2作に比べてかなり鮮明にレストアされていた。

原題High and dizzyのとおり、高所アクションがすごい。『要心無用』での有名な時計からのぶら下がりアクションを思い出すがこちらの方が先のようだ。『要心無用』同様、安全に撮影できるようトリックがあるのだろうが、そう思っても手に汗握る。地面の車が動いていることで圧倒的にリアリティが増す。血の気が引いて髪が逆立つ演出も面白い。

禁酒法時代のアメリカということで、後から振り返って作ったのではなく、正にその時代にこういう話を作ってしまう凄さ。当時の世相がわからないが、禁酒とは言ってもみんなこっそり飲んでるのは暗黙の了解だったのだろうか。『ワンスアポンアタイムインアメリカ』のような。

大胆なアクションは抑えめかと思ったら、ホテルのロビーカウンターでの物凄い運動能力に驚く。

ミラーに映った自分と人が入れ替わって驚く場面は、黒人のときにひっくり返るほど驚いてて、まあ今見ると全く笑えないし、やはり100年前の映画だなと思う。

医者の設定だが途中からはあまり関係ない。
相棒の足の長さに目がいく。
子犬の帽子はかわいい。
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