佐藤佐吉プロデュースによるオムニバス映画。
真利子哲也監督作の第4話『アブコヤワ』のみ視聴。
『進め!電波少年』がWOWOWでまさかの復活を遂げたが、企画自体がまさに電波少年のよう…100万円で3億円を当てるというのと、面白い映画を同時に作れ!という相反するような滅茶苦茶な企画。すでに企画の時点で勝てる気がしない。
負け戦覚悟の出陣であろう…
宝くじの結果をもって作品として提出。
プロデューサー?
「おもしろかったけど、俺が前にいろいろ言ったのが、まだあまり反映されてないっていう感じはしたよな。宝くじがハズレましたっていうオチで終わったやんか?宝くじハズレたショボさが、なんかものすごい作品のショボさに繋がってる感じがして」
真利子哲也
「でも、それははじめの時点でこういうふうに撮るから、どうなるかわからないけどもって」
プロデューサー
「それなりにはおもしろいよ、だから。やっぱりキッチリね、残ったものを」
真利子哲也
「遣えばいいっていうもんじゃないと思うんですよね」
プロデューサー
「いやぁ…遣わなアカンやろ。23万あるってことは提示されてるわけやからお客さんにはね、それはもうプロとしての仕事やから。それは割り切って、作ってもらわないと…上映できへん。まぁ…考えたらできると思うけど…」
言いたいことだけ言って、特に打開策はない!プロデューサーってズルいねぇ。考えたらできると思うけどって!なにを?考えるの?どう考えていけばいいのか何かないの?
そこに対して逆ギレとも取れる行動に出る!
またしても真利子哲也の狂気が表出される。
こうするしかやりようないよなぁ…
しかし、おもいきったね…
この潔さ、反骨心は好き。
作品としては何も感じないが、はじめから負け戦だから致し方ない。