第二次世界大戦末期、フランスの鉄道員たちがレジスタンスを結成し、サボタージュ、情報操作、脱線などのあらゆる手段でドイツ軍の輸送を妨害する姿を描いた作品。
「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」のルネ・クレマンの長編初監督作でもある。
ネオレアリズモというか、ほとんどドキュメンタリー。
演技の不自然さはともかく、映像のリアリティは凄くて、戦争直後によくこんな映画を作ったなと感心しきりだ。あの脱線のシーンなんか、どうやって撮ったんだろ。
娯楽作品としては同じ鉄道員たちの抵抗を描いた、ジョン・フランケンハイマー監督の「大列車作戦」の方が数段面白いけど、これはこれで歴史的価値があるのは間違いない。
ラストの “フランス万歳、鉄道員を称えよ!” がカッコいい!