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月光仮面のssr701のレビュー・感想・評価

月光仮面(1958年製作の映画)
2.9
何を見ても(自分にとっては)ハズレばかり…
迷走の末に瞑想して心を落ち着かせて
悟りを開きました!

そうだ!月光仮面を見よう!(なぜ?)
いざ視聴開始!
(ネタバレありです)

相変わらず無駄に長文ですが
これでも削りました(我ながら呆れます)


さっそくあの有名な主題歌から始まります
月光仮面が姿勢よくバイクに乗る姿は
あんまりかっこよく見えないなあ…
「おじさん」と歌詞にも出てきますが
ガニ股だしおっさんぽさ満点です


さて本編開始!
何らかの爆弾の実験が始まるのですが
何という名前の爆弾か聞き取れません
「爆発すると地上の空気は一瞬にして真空状態になって
動物も植物もあらゆる生物は瞬く間に窒息する」
という恐ろしい兵器…だそうです

それの設計図が入った
博士のカバンが
「ドクロ仮面」に奪われますが
ご丁寧に置き手紙をしてくれたことで
その爆弾の名前がはっきりと判明します

「H・Oジョー発爆弾
(えいちおーじょーはつばくだん)」でした
なるほどわからん…

それから「ドクロ仮面」だと思ったら
「どくろ仮面」でした
聞いたときは恐ろしい名前だったのに
字面で見るとちょっと可愛く見えます

なんやかんやで(めんどい)
博士は爆弾を違う場所へ移動させて隠すことに…
ここからが必見!の流れでした


「輸送中の衝撃は大丈夫なのか?」と聞かれた博士は
「多少の衝撃は大丈夫ですが
限界を超えた場合は保証できません」と
真顔で言い放ちます
えーっと…
つまりは大丈夫じゃないですよね…?
その限界がわからないと
困るんですけど…


そもそもそんな恐ろしい爆弾を
素手でつかんで容器に入れている時点で
どうかしていますね…
さらには普通の乗用車で運ぶとか…
しかも博士のひざの上にその爆弾入りのカバンを置いています
これで衝撃をやわらげてるので安心ですネ!
…肝が座っているのか
頭がおかしいのかよくわかりません

ここで敵の襲撃を受けますが
運転手は実は探偵さんで
前方には警察10人以上が待ち構えて
います
勝負あり!です

と思いましたがあっさり博士を捕まえて
爆弾入りのカバンもろとも
連れ去ろうとします
警察は銃を構えてはいるものの
何もできずにいます
毎度おなじみ無能警察です

しかしここは探偵事務所の五郎八という
なんだかグズでのろまっぽいキャラが
バイクで現れて爆弾入りのカバンをかっさらって
危機を脱します!
…いやいや
そんな勢いよくカバンをひったくったら
爆発するのでは?

ところが
そんな心配をはるかに上回ることが起きます

カバンをラグビーボールみたいに
投げまくっての争奪戦が繰り広げられるのです!
えぇぇ…

命知らずの野郎どもによる
激しいパス回しの末に
カバンはどくろ仮面が奪い去り
クルマ(オープンカー)で逃走!
爆発しても
屋根が吹っ飛ぶ恐れがないから
安心ですネ!(←思考が崩壊中)

するとそこへ月光仮面が!
爆弾を持って逃げていることを知ってか知らずか
銃撃しまくります!
さらにクルマに飛び乗って大乱闘!
あの~…爆弾がですね…

そして激しくもみ合う中
カバンは地面に放り出されるのでした


それを拾った月光仮面は
カバンを小脇に抱えて全速力で
石段を勢いよく駆け下りていきます


橋の上で多くの敵に囲まれても
小脇に抱えたまま再度大乱闘!


さすがの月光仮面も
敵の多さに劣勢に!
うっかりカバンを手放して
通りかかった汽車の屋根の上に
落としてしまうのでした


どくろ仮面は汽車に飛び乗って
カバンを奪おうとするのですが
その寸前!
ヘリコプターに乗った月光仮面が
ワイヤーでカバンを引っ掛けて
回収することに成功するのでした


爆発の危機を10回か20回か…
数えるのも恐ろしくなるくらい乗り越えまくる
奇跡のドラマチック作品なのでした
途中からいろんなことに
ツッコミ入れるのが面倒になりましたが…
とにかく爆発しなくてよかったネ!

ちなみに第一部完!できっちり終わらなくて
最後の最後も
えぇぇ…だったのでした

終盤には
幼女を火炙りにするという
残酷な仕打ちをしていた
どくろ仮面なので
次回作ではきっちりとお仕置きされていると思います!
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