くろひょう

獄門島のくろひょうのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
3.8
獄門島…

ど ん だ け 広 い ね ん !!
(見た目は無人島なのに…)

この映画のジャケット、今作の被害者達です(笑)
(左上は浅野ゆう子さんの若きお姿ですよ)

司葉子さん、大原麗子さん、坂口良子さん…
みなさん、お美しい!!
(可愛い系の女優さんばかり)

あ、あとピーターも(笑)
(池畑慎之介さんの事ね)

相変わらず、濃い内容で大満足でした〜♪
(難易度は高めです)

あらすじは…
終戦直後の昭和21年、岡山県の波止場で金田一耕助(石坂浩二)は獄門島行きの船を探していた。
獄門島はよそ者を嫌う閉鎖的な孤島。
島では権力を握る鬼頭家本家(本鬼頭=ほんきとう)と本鬼頭から独立した家(分鬼頭=わけきとう)が対立していた。
金田一は本鬼頭の跡取り候補・千万太(ちまた)の訃報を伝える為に友人に依頼されこの島にやって来たのだった。
千万太は死に際に、腹違いの妹3人の命が狙われると言い残していた。
その予言通り、妹達は次々と姿を消して行き、無残な姿で発見されるのであった…
というお話。
(ベースとなるのは遺産相続争いですね)

いやー、面白かった!!
伏線の回収が上手なのか、何気無く観せていたシーンが、後々重要な意味を持って来る憎い演出がチラホラと(笑)
(見立て殺人、動機、血縁関係…全て繋がるのは観ていて気持ち良かったです)

みなさん、「スターシステム」ってご存知ですか?
(手塚治虫のキャラクターが作品を越えて登場するのが有名かな?)

通常では物語の登場人物に役者さんを当てて行くのですが、逆にその役者さんを起用する事を前提として役を当てて行く感じです。
(三谷幸喜監督や福田雄一監督の作品には同じ役者さんが毎回出てますよね)

市川崑監督の金田一シリーズも、1作目から3作目まで毎回登場する役者さんがたくさん居るんですよ(笑)
(もちろん、前作との繋がりは全くありません)

気に入った俳優さんを大事にする監督さんなんですね〜☆
(原作ありきの作品なので、「スターシステム」と呼べるかは微妙ですが)

少し天パぎみの金田一耕助を観たいと思っているそこのキミ!!
是非、フケ(パン粉)が落ちるシーンを「うぇ〜」って思いながら鑑賞して下さい♪
(あのシーンは好きになれないかな?)

あ、予告は観ちゃダメですよ(笑)
(ほぼネタバレしてますので)

最期に…
司葉子さん演じる女中・勝野の幼少時代を演じていたのが…

荻野目慶子・洋子姉妹なんです!!
(「ダンシングヒーロー」の荻野目ちゃんです)

お姉さんの荻野目慶子さんは、そう…
深作欣二監督の不倫相手として有名なあの女優さんです。
(歳上好きの女優さん…最高か)

僕も映画を撮って、若手女優に演技指導したいな〜☆
(もちろん、ベッドの上でな)

よし!クラウドファウンディングだ!!
(またそれか)
くろひょう

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