ハナカズキ

ディパーテッドのハナカズキのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.1
ここ数ヶ月で定期的に見ているギャング映画。たまたま全ての映画にロバート・デ・ニーロかアル・パチーノが出演しており、私のギャング映画のお供になってくれていました。が、本作にはどちらも出ていない。なんだか心細い(笑)

しかし、大丈夫、俺がいる!と言わんばかりのジャック・ニコルソン登場。存在感がすごい。

ジャック・ニコルソン以外も豪華キャストで、心細いどころか安心して鑑賞させて頂きました。

さて、内容はと言うと、安心とは正反対、潜入捜査のハラハラドキドキ感がすごい。このハラハラに耐えられず、早く映画が終わって欲しいと思ったり、いや、面白いのでもっと長く映画を見ていたいと思ったり。完全に翻弄されました。

誰が誰の敵で誰の味方か、誰と誰が通じているのか、誰を欺こうとしているのかなど人間関係や駆け引きがやや複雑で気を抜くと置いていかれそうになりますが、この複雑に絡み合った糸が最終的にどう解かれて(ほどかれて)いくのか。いや、絡まったままなのか。予想のできない展開で一気にラストまで駆け抜けていきました。

特にラスト20分ほどは目の離せない展開で、思わず声が出ました。

一方で謎や疑問がいくつか残りました。絡み合ったままの糸が余韻となり、大満足の傑作でした。
ハナカズキ

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