メイマーツインズ

ディパーテッドのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
3.5
【名作を観ようシリーズNo.54】
《その男は、死ぬまで正体は明かせない…》

アカデミーで作品賞受賞がなく”無冠の帝王〟といわれていた巨匠マーティン・スコセッシに、ようやくアカデミー賞作品賞をもたらした作品。
前作レビュー作品、”インファナル・アフェア3〟の流れで、この作品を…
この作品は、香港ノワールの傑作”インファナル・アフェア〟のリメイクとしても有名で、骨太でスリリングなサスペンスになっている。

トニー・レオン=レオナルド・ディカプリオ

アンディ・ラウ=マット・デイモン

エリック・ツァン=ジャック・ニコルソン

アンソニー・ウォン=マーティン・シーン

ケリー・チャン=ヴェラ・ファーミガ

マーク・ウォルバーグはオリジナルにはない役で出演していて、オリジナルに負けない、素晴らしいキャスト陣で描いている。

アイリッシュを感じさせるテーマ曲も耳に残り、怒涛のクライマックスは、観る者を緊張感で包み込む…
マーティン・スコセッシ、さすがだ…!と言いたいけど…

やはりオリジナルの”インファナル・アフェア〟のあの情緒感と雰囲気には…
自分の中でマーティン・スコセッシ作品No.1の”グッドフェローズ〟の完成度と比べてしまうと…

アカデミー作品賞受賞は、映画界への多大なる貢献に対しての功労賞的な意味合いがあったのかな…

潜入映画の傑作、アル・パチーノ×ジョニー・デップの”フェイク〟が観たくなりました〜!