ヤバい邦画一個ずつ挙げてけってなったら、割と早めに出てくると思う。
7〜8年振りに観たけど、やっぱり意味が分からん。まあ、大筋では何をやりたいのかは分かるんだけど、内田春菊の母乳とか何なんだ。女性としての自信を取り戻したことの表れなのか。だとしても意味が分からなすぎる。
いじめ、援助交際、家庭内暴力、オヤジ狩り、クスリと当時の社会問題を余すところなく詰め込んだ激ヤバ家族と、しれっとそこに入り込んだ謎の男。この男が現れたことでバラバラだった一家が再生？していくわけだけど、その過程が色々とアウト。
まあ、冒頭のラブホのシーンから既にアウトなんだけど、とにかく人としての倫理観など吹っ飛んでしまっている。
ただ今見返してみると、ここまで過激なのは先に挙げた色々な問題に対して為す術のなかった当時の大人達の頭を文字通りガツンと殴ってやりたかったのかな、と思ったりもする。暴走する子供たちとそれを止められない大人みたいな図式があって、それをある意味逆転の発想で解決するという感じ。
基本的に人に勧める内容ではないけど、死姦→死後硬直で抜けなくなる、の流れはよくこんなこと思い付いたなという意味で面白かった。もちろんブラックすぎてゲラゲラ笑うような類のものではないということは付け加えておきます。
自分の中では、遠藤憲一さんと言えばエンボクかこれのイメージ。
