がんびーの

ロリータのがんびーののレビュー・感想・評価

ロリータ(1962年製作の映画)
3.7
好きになってしまった。

そこまで後味悪くない。何というか、なるようになった感じ。正直、恋愛沙汰ってのは誰も悪くない気がする。今作の感想で「二倍以上年齢離れてる少女に恋するとかキモ」って聞くけど、幾ら年が離れてようが恋しちゃった分にはもう周りがどうこう言おうと仕方ない。

じゃあこの物語何が怖いの?ってとこなんだけど、多分視聴者全員がハンバード(主人公)状態になり得るんだよってとこだと思う。実際問題、僕もロリータ可愛いなぁって思ったし…笑。平静気取った一般人も、潜在的に秘めてる嫉妬心&独占欲に飲まれちゃうんだぞ、って事を痛烈に伝えてくれてる。敢えてその関係に年齢差を出した方がインパクトが残るので、結果的におじさんと少女っていう関係になったんじゃないかな。

美しい少女ロリータに恋心を抱いた中年男性ハンバードが辿る悲劇的な末路をブラックユーモアを交えて描いた映画。ウラジーミル・ナボコフの同名小説を題材にした巨匠スタンリー・キューブリック監督による作品。

ぜひぜひ
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