FREDDY

極道めしのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

極道めし(2011年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

グルメ漫画家として知られる土山しげるの人気作品を前田哲監督が映画化した本作。原作は未読なので予備知識のないままの視聴でしたが、思っていた内容とは違って、わりとまったりとしたコメディ作品でした。

話としては、同じ監房の受刑者らが正月のおせち料理の一品をかけて、「めし」のエピソードを語り競い合うといったものなのだが、登場人物らのキャラクター性は魅力的で、それぞれが語るエピソードもまた面白い。脇を固める俳優陣も個性的で安定の演技力。気軽に観る分には十分に楽しめるのではないでしょうか。永岡佑が演じる栗原健太と木村文乃が演じる水島しおりの物語もベタではあるが切なさは伝わりますし、全体的にうまくまとめられているかと。ただ、ベタな展開を見せたラストだからこそ、ベタを重ねて『上を向いて歩こう』で締めくくるのはどうかと。まあ個人的な意見ですがね。普通に楽しめる作品なのは確かです。最後に、どうでもいい話なのですが、オムライスにカルボナーラの組み合わせはちょっと試してみたい。
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