いち麦

ウェンディ&ルーシーのいち麦のレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
4.0
一人仕事を求めて愛犬ルーシーと共にアラスカへ。インディアナ州ウェインからオレゴン州ウィルソンヴィルまでは長距離を切り詰めながらも車で順調な旅だったようだが、ここで車が故障し足止めを食らい様々なトラブルに合ってしまう。まだ世慣れしていない軽率な若い娘は見知らぬ土地で初めて社会の現実的な困難と向き合わざるを得なくなった。そんな経緯をじっくりと描いたドラマだった。映像優位にウェンディの心情がよく伝わってくる。ラストはとても切ない。今作はミシェル・ウィリアムズが20代の頃の作品だけれど、元々ベビー・フェイスなのもあってか人物像に少女の様な瑞々しさとアンバランスさを感じた。
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