Garararara

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件のGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

さすが中国の奇怪さ。
登場人物たちもそれが普通で動じない。
アクションも推理ものとしても面白い。

ロバート・ファン・ヒューリック原作

時は唐代
高宗皇帝の死後7年に渡り
進呈を傀儡とし、実権を握ってきた則天武后が
帝位に就かんとしていた
それは中国初の女帝の誕生を意味する
皇族や古くからの重臣は
女が国を奪い、天子となることに反発
秘かに手を組み
謀反の機を狙った
一見平静な洛陽の都は、水面下で陰謀が渦巻き
一触即発の情勢にあった

ジア発火→天罰:勝手に護符を動かした
シュエ発火→目眩まし:護符と国師
ペイ

「生きてこそ敵を倒せる」

神鹿:怪事が起きるのは-“明けの星”が朝廷を離れ、8年も獄から戻らぬからだ。狄(てき)の村に源を持ち、かつて陽曲に住まいしものだ。
「ディー・レンチエのことを仰せですね?」
明けの星が戻れば、混沌は終わり、星星も正しき位置に鎮まる。

降龍杖
チンアル大人

琅琊王(ろうや)
「飼いたいのと殺したいのは違う」

火炎虫
バーミヤン国記、西域原産とされる伝説の中の毒虫、黄リンを食べ日光で発火
沙陀(シャトー)
事情通“亡者の市”、ロバの汪(ワン)→宮廷侍医王博(ワン・ボー)
病弱な先帝の治療に、強壮の秘薬、体の虚実を整える治療をと奏上、先帝が西域の異人に20匹を朝廷に献上させた→病に効かないだけでなく危険な毒∶∶毒を飲み光を浴びると体が発火、“怪火”と同じ
20匹の虫は殺すために太陽にさらしたが死滅未確認
飼ってた場所…無極道観が建っている場所

赤い法衣∶ニセ国師、(両腕)分身の術→からくり操り人形、
“至高無極の聖地”(石碑)→無極道観?

化身術の者には風府と風池のツボは禁忌→チンアルも?

国師…こもり修行で会えない

「大事のためには愛する者も殺すのだ」

護符、心柱

琅琊王から降龍杖(先帝からディーが授かった)
「(先帝は)妖皇の命を受けた国師に毒殺されたのだ」

「奴(ディー)を下すのに武器は無用。戦わずして勝つには何を使えばよい?ここだ」指で叩いた左額に矢(笑)→発火

“四方館”外国使節迎賓館
皇后とディー
降龍杖…武器の弱点が分かる。共鳴音の変化で弱点を探り出し一撃必滅
「天后、降龍杖のまでお答え下さい。先帝が崩御された原因は?」「記録にあるとおり肝臓の病だ」

「国師はチンアル、チンアルは国師」
神鹿はチンアルの腹話術
「天后は帝位のために皇族、臣下を殺し、天罰を装った。そして反発封じに私を呼び戻し、事件の調査を命じた。“即位後に国師は消える”と天后は言った。いつものやり方だ。“大事のためには愛する者も殺す”。君は天后の秘密を知りすぎている。国師が消えたら君はどうなる?」
降龍杖でチンアルの剣を折り、跳ね返ってきた剣先からチンアルをかばい左胸に刺さる→助けた後仕掛け槍で貫かれるチンアル

ペイ発火…ジア宅訪問後検分図を見つけ→心柱の構造が本来の設計と違う:護符のある位置に穴→倒れ明堂を押し潰す

ディーも火炎虫の液体を浴びる

沙陀(シャトー)黒幕→最後背負った筒内の火炎虫の液体を浴びて発火

通天仏倒壊が反乱の合図

降龍杖で皇帝を諌め→先帝に返還→亡者の市(闇)に身を潜め

紀元690年
則天武后は中国史上唯一の女帝となった
15年後の705年
武后は帝位を皇太子に譲り退位する
ディー判事との約束を守ってのことだった

20230531 434
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