kuu

ウォーターワールドのkuuのレビュー・感想・評価

ウォーターワールド(1995年製作の映画)
3.5
『ウォーターワールド』
原題Waterworld.
製作年1995年。上映時間135分。

地球温暖化により全ての陸地が水没した未来の世界を舞台に、海賊たちと戦う一匹狼の戦士の活躍を描いたSFアクション。

何世紀にもわたる環境破壊の末、地球の温暖化が進み、北極・南極の氷はおろか、シベリアの広大な凍土までが全て溶け、地球に大洪水が起こった。
海面は上昇し、地表を覆い、やかて陸地は消えて世界はついに海の底に沈んでしまう。それから数世紀。
かつて地球と呼ばれたこの惑星にはわずかな人間だけが残されていた。
文明と共に漂流を余儀なくされた彼らは海中から引き上げられた既に消滅した世界の残骸から、巨大な人工の浮遊都市を築いていた。。。

総製作費に史上最高の1億7千万ドルを費やした超大作なななにぃ~。
以前、ユニバのアトラクションでは後ろのほうで観たことがあるけど、映画作品を観るのは初めて。
火曜日にBsでやってたし何気に観たが、面白かったのに😊つけ忘れてました。
興味をそそるアイデアやセットで楽しませてくれました。
ポスト黙示録的な映画として非常にしっかりしてるんちゃうかな。
(あくまでもこの当時なら)
なんでも、今作品の製作費は最終的には7500万ドル(約83億円)オーバーで、現在の基準ではもちろん、1995年の基準でも巨額の費用がかかっている。
どうも採算面で見ればゼニは水の泡になってしまったんかもしれへんけど完全に失敗したわけじゃないんかな。
それなりにゼニかけたエンターテイメントとしての満足感は、現代においては確かにありませんが、あくまでも1995年当時ならプロダクションデザインは一流やろし、優れた特殊効果やセットと十分かなぁと。
ただ、ストーリーがしっかり整ってないししかな、それが今作品がヒットしなかった理由やと思われます。
でも個人的には映画の外観や音響は細部にまでこだわってるし、特に環礁のセットは素晴らしいモンやし、ストーリーも今でも十分に面白く(あくまでも面白いで、良いではない)、時には感情的になったり、笑いを誘ったりして、夢中にさせてくれましたし、決して退屈しませんでした。
ケビン・コスナーは世紀末が似合うと個人的に改めて思ったなぁ。
kuu

kuu