有名刑事と消防署調査官による猟奇的殺人犯人との戦いを描いたクライムサスペンス作品。
ロバート・デ・ニーロ主演、エドワード・バーンズ共演。　　　

エディ・フレミング（ロバート・デ・ニーロ）は数々の大事件を解決し、マスコミにも取り上げられる有名刑事。
ニュース番組キャスターのホーキンスは彼をニュースで取ち上げて視聴率を稼いでいた。
ある日、チェコ人とロシア人の二人の強盗コンビが分け前を受け取るために、海外から仲間がいるニューヨークにやって来る。
しかし仲間は金を使い果たしていたことから二人は彼を殺して放火。
映画好きな犯人の一人は、その様子を自らのビデオで撮影。
しかしその犯行をウクライナ人の女性に目撃されてしまう。
火災現場の検証にやってきたニューヨーク市警のフレミング刑事と消防署の調査官ジョーディ・ウォーソー（エドワード・バーンズ）の二人は、殺人放火事件であると断定する。
犯人達は目撃者のウクライナ人の女性を探す一方で、ロシア人の売春婦を殺害し、またしても殺害の様子をビデオに撮影。
フレミングはウォーソーとともに二人の犯人を追うが.......　　

前半はフレミング刑事とウォーソー調査官のバディが活躍しますが、中盤以降はまさかのストーリー展開にビックリです。
法を逆手に取った猟奇的な殺人犯人の奇行や、ニュースキャスターのスクープ映像優先の暴走が恐ろしい。
マスコミにも取り上げられらている有名刑事、真面目な消防署の調査官、視聴率獲得のため暴走するニュースキャスター、メディアを利用して金を得ようと企む凶悪犯のそれぞれの思惑が交差する。
果たしてフレミングは犯人を捕まえることができるか？
目撃者のウクライナ人女性の運命は如何に？
アメリカの歪んだ社会と法の盲点がユーモアを交えながら描かれていて興味深い。
「15分だけ有名になれ」　
「熱演だったよ！」

2021.12　地上波・テレ東にて鑑賞（吹替）

• #証拠品の発火装置
• #殺人放火
• #ビデオ撮影
• #美容室
• #プロポーズ
• #精神疾患
• #二重処罰禁止の法律

【タズシネマ】午後のロードショー
ずいぶん久々に観たけどやっぱり微妙。デニーロはすごい俳優だと思うけどたまーにB級感漂う作品に出てくるんだよなあ。そこも含めて好きなんですけど(RONINとか)。

サイコクライムなのか法律の穴やマスコミ風刺に振りたいのかよくわからない。ちなみにデニーロ主役かと思いきやずいぶん序盤にくらうので主役はエドワードバーンズです(ライアン2等兵探しに行くレンジャー大隊C中隊員、イケメンなんだけどあんまり見かけないなあ)

ビデオ撮りながら殺すサイコキラーペアの話なんだけど、よくあるサイコキラーものほどはぶっ飛んでなくて、怖いは怖いんだけどなんというか得体の知らない怖さがないんです。あっさり仲間割れしちゃうし。

最後死ぬ間際に死ぬ演技するとこは笑た。
あとベラファーミガ様あいかわらずかわいい。

• #脇役ファン

ニューヨークで火事を装った殺人事件が起き、ベテラン刑事エディ（ロバート・デ・ニーロ）と放火調査官ジョーディ（エドワード・バーンズ）が犯人を追う。しかし、犯人たちはマスコミを利用しようと、知名度のあるエディを狙い始める。

事件の設定もストーリーもユルくて、英雄はさほど活躍せず、恋人は動きなく、目撃者は役に立たず、犯人は頭悪く、どれもキャラクターが中途半端だった。
メディア批判かバディムービーか、どっちかに寄せちゃって良かったんじゃないかと。

それでも、ロバート・デ・ニーロの男臭い魅力のおかげで前半はけっこう楽しめた。
そして、この作品には意外な役者がいっぱい。目撃者はヴェラ・ファーミガ、娼婦の元締めにシャーリーズ・セロン、テレビ局の重役にキム・キャトラル、そして火災現場の子役はアントン・イェルチンだ！

以下ネタバレ。

デ・ニーロがあっさり死んじゃってびっくり。
彼を失った怒りを原動力に、あまり冴えないエドワード・バーンズが物語を引っ張ったってことは、やっぱりデ・ニーロの存在感ありきなのかな。

最後の最後まで、メディアの倫理観を強烈に批判してるんだけど、悪党と英雄が死に絶えても、マスコミは生き続けるというのが皮肉だ。