カルロスあきお

カラーパープルのカルロスあきおのレビュー・感想・評価

カラーパープル(1985年製作の映画)
3.9
U-NEXTで鑑賞

カラーパープルのミュージカル映画を観る前の予習で鑑賞。

黒人の姉妹で姉のセリーは父親に妊娠させられ、その生まれた子どもも連れて行かれてしまう。
10代でミスターという男と結婚させられて奴隷のような日々を暮らしていく。。

スピルバーグ作品の中でもなかなかに重たく重厚な作品で当時の黒人女性の扱いがとにかく酷くて辛かった。

そんな生活の中でも、自分が変わるきっかけになるソフィアやシャグと出会う事で少しずつ変わっていく流れがゆっくりと描かれている。

セリー役をウーピー・ゴールドバーグが演じており序盤や中盤はあまり感情を出さない役で今までのウーピーのイメージとまた違う印象でした。

父親といい、夫といい、とんでもない奴ばかりでセリーに対する仕打ちが辛いものばっかり。
途中で出てくる市長や市長夫人も最悪で、ワンピースの天竜人かと思いました。

唯一、妹のネティと生きているかわからない子供たちが希望で手紙が見つかる所は良かったし、最後にやっと会えるシーンは辛いシーンの積み重ねの後でとても感動しました。