たわーりんぐいんふぇるの

あらかじめ失われた恋人たちよのたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

3.0
朝起きたら大雨警報でやることなくなったので、たまたま知った「あらかじめ失われた恋人たちよ」を鑑賞。
あの田原聡一郎と清水邦夫の共同監督で、桃井かおり初主演の作品。
舞台は北陸の田舎町、羽咋、千里浜、内灘、金沢。
見たことあるなと思ったら近江町市場、「貴船明神」なんでせせらぎ通り?っぽいのも出てくる。
とにかくよそ者を排除する地域性と、社会に馴染もうとしない、馴染めない主人公。
途中から米軍射撃場や河北潟干拓事業(?)が出てきて、何がいいたいのかなんとなく見えてきた。
こじつけで感想を言うなら、時代の境目。
1971年製作の映画で翌年1972年に「あさま山荘事件事件」が起きるわけで、学生運動が消えていく70年代の屈折した青春物語。
モノクロがいい味出してるけど、とっちらかってるのがもったいない。