⭐︎だんだんと夢の世界へ落ち込んでいくような、不思議な雰囲気の銀幕ミュージカル映画。
⭐︎オープニングから華やかさ全開のショーステージで、魅力ある見せ方上手な主演女優と主役級のコーラスガールの歌とダンスにうっとり。特に終盤の体操ダンスは、オリンピックレベルの身体能力で凄い。ペアダンスの比率高め。
⭐︎今見てもモードで豪華な衣装やスタイリングが素敵。カラフルでエキゾチックだったり、黒くシックだったりとバリエーションもある。特にプールのシーンのクラシックな水着スタイルは可愛い。
⭐︎やや大袈裟な芝居も、映画聡明期っぽさがあって味がある。
⭐︎音楽のセンスの良さを感じる。管楽器中心で、スタンダードなものメインで、激しすぎずスローすぎずに遊び心ある演奏がお洒落。
⭐︎この時代だと珍しいくらい、下ネタがはっきりとあった。
⭐︎巨大スタジオにステージからオフステージ、街中までセットを組んでいて、エキストラも大量。ステージからオフステージまで自然に流れるようなカメラワークも相まって、スケール感が凄い。ラストのショー1本撮りは、シュールで壮大で見もの。
⭐︎バナナガールの一糸乱れぬパフォーマンスは斬新で息を呑む。
⭐︎大奥様のキャラが良い。できないと見せかけて、キレキレの体幹で脚上げダンスは素敵だった。
⭐︎全部ティファニーブルーで揃えたお屋敷がキュートで可愛い。
⭐︎恋愛においての、女のもどかしさのような煮えたぎる感情が見事に表現されている。
