140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔いの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

3.8
【レインマン】

トッド・フィリップス強化月間スタート。来たる日に向けてトッド・フィリップスを知りたく鑑賞。割とミステリー調で謎を散らかして小気味良く伏線回収も進めるがコメディがゆえの騒動とサプライズ、回りくどさが面白い。しかしながら骨折り損にならぬ救済を短いスパンで「負け犬たちのワンスアゲイン」方式で描くので痛快。その中でエッジの効いたヘイト要素も挿入され、本作の冒頭で示される「酒の力で羽目を外す」→実はそれが思い出であり束縛からの解放にラストで繋がるところは素直に良い。真面目さやイケメンなキャラクター以上に、脇役が輝く瞬間を心得ているので陽のコメディでないところも見応えあり。