ゆりな

去年マリエンバートでのゆりなのレビュー・感想・評価

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)
3.7
私の映画視聴って、どこかリレーのように繋がっていて。
年明けに小松菜奈の新CMを見たのと、「ソルトバーン」がお屋敷だったからか、視聴。

そう、去年話題になったCHANELの小松菜奈の撮影、本作がモデルになったと聞いて。そもそも衣装がCHANELなのね、納得。
(恐らく黒だと思う)クラシックなドレスが美しい。
そもそもゆっくりとした動作や瞬きと華奢な体のデルフィーヌ・セイリグが小松菜奈に似ている。

これカラーだったら相当綺麗だっただろうなぁ。
音楽、演技ともにバチバチにシュルレアリスムな雰囲気で正月休みの終盤は「こうでなきゃ」と思いました。1月3日あたりってダリの絵、見たくならない?
本作、当時のヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞らしいが、歴代受賞作を改めて見るとダークな雰囲気というか、癖が強い。

屋敷の説明、冒頭何回出るんだよ!と思ったけれど、ここは時代も設定も分からない、謎めいた舞台。
迷路みたいに入り口出口が描かれていなくて、「アイズ ワイド シャット」を思い出す。

運良く「インセプション」公開時に町山智浩が解説していて、人物にしか影がないポスター、そっくりなのね。
終わった後はむしろノーラン作品が観たくなる!


以下ネタバレ

あらすじ然り「彼女が忘れてる」にされているけれど、中盤からなんかおかしいな?忘れてるにしては、やりとり長くない?と思ったら。あらすじに上手く騙されるよね。
ゆりな

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