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暗いところで待ち合わせのWaoのレビュー・感想・評価

暗いところで待ち合わせ(2006年製作の映画)
3.8
ミステリー作家、乙一が好きだ。
この作品は乙一の原作を映画化している。
ミステリーやホラーが得意な乙一の作品としてはとても暖かみのある作品で、粗削りだがこの作品はとても好きだ。
でも時折、乙一の作品だなぁと思わせるゾワっとした描写もある。
この作品の脚本家と監督は乙一の作品に思い入れがあるのだろうか?と思ってしまうほど原作者のマインドを感じた気もする。
俺の個人の感想だから分からないけど。

つい数日前、あるTVドラマを巡って不幸な出来事が起きた。この作品とは関係がない。だから何とも言わない。
心は痛いが。
これから先もたくさんの小説が、漫画が実写作品になると思う。
成功するかもしれないし、大コケするかもしれない。

ただ、もし映像化するのならば、作り手が説明する必要のないくらいの原作への誠実な思いをカメラに収めて欲しい。
言葉は嘘をつくけど、嘘で作った映画は感動なんてしないから。
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