このレビューはネタバレを含みます
いや気づかんわけないだろと思ってたら、ちゃんと気づいた上で存在を許していたのだとわかって色々安心した。
ひとりで静かに暮らしているけど外の世界が怖くて一歩も踏み出せない彼女と、今までどこにも居場所がなかったけど彼女に存在を許された彼が、お互いに助け合うことで一歩ずつ踏み出していけるようなラストが良かった。
1人で出かけるのを躊躇ってやめようとした彼女の手をぱっと引いて連れ出して、危ない時だけ手助けして『ひとりで』歩ける練習を一緒にするあの感じが良かった。
ミステリー要素もけっこう面白かったな。